愛知県県立安城東高校は1982年から1991年まで10年間にわたって修学旅行で千枚田を訪れ、延べ4,500名の生徒が当時耕作放棄地が目立っていた千枚田で勤労体験学習として草刈作業を行いました。その活動は「草刈十字軍」と呼ばれ全国的に報道され、千枚田の窮状が知られるとともに大きな反響を呼びました。この活動が契機となりその後の景観保全活動に繋がりました。
白米千枚田は、2001年に国の名勝に指定され、2011年6月に日本で初めて世界農業遺産に認定された『能登の里山里海』の象徴的存在となっています。