舳倉島は渡り鳥の一大オアシス
日本でもここにしか来ない渡り鳥も多く、バードウォッチングの穴場です。この地で羽を休める渡り鳥は300種を超え、その数は数万羽といわれています。
※バードウォッチャーへのお願い
舳倉島は国定公園であり、鳥獣保護区です。特に北西側は特別保護区に指定されています。また島の人たちの生活の根拠地であり、疲れ切った渡り鳥の休息地です。以上のことを心して、バードウォッチングを楽しんでください。
- メダケ群落や松林の静かに間道をゆっくり歩くことが大切です。時には2~3mの所で肉眼で見ることができます。鳥を驚かさないことが大切です。特に大きな足音をたてないように注意しましょう。
- 野外でのキャンプや火気の使用は禁止です。
- 植物を大切に、空き缶やゴミを捨てないように自然を大切にしましょう。
- 民家付近でのレンズ操作に注意しましょう。道路をふさがないようにしましょう。
- 明るい挨拶で、よい思い出を沢山持ち帰りましょう。
舳倉島の鳥相の大きな特徴は、本土部では殆ど見られない種の渡来です。迷鳥として知られる大陸系の種が定期的に見られます。
春には、ヤツガシラ、ヤマショウビン、コウライウグイス等々、繁殖域が中国大陸南部や東南アジアにある南方系の種です。
秋には、ユキホオジロ、オオモズ、シラガホオジロ等々、繁殖域が主としてシベリア大陸で北方系の種です。
春秋共に出現する種としては、シマアオジ、マミジロタヒバリ、アカマシコ、ツメナガセキレイ、キマユムシクイ等々で大陸系の種です。