祭りは7月30日に行われ、この7月末日に実施される夏祭りは御涼祭り、納涼祭りとも言われ、夏越しの祭りとして、夏の暑気を払い、無病息災を祈る祭りとも言われる。
準備
道下集落では祭りの当を九町内を三つに分けて三年に一回当が当たるようにしている。この当に当たった三町内が29日の朝から、諸岡比古神社のお宮掃除、神輿の飾り付けお宮前の幟旗たて、御仮屋の準備、お借り前の提灯吊り、奉燈句の準備などをし曳山保存会は曳山を曳山倉から出し飾り付けをする。曳山の人形は当の係が作り各家には幔幕と提灯が吊られる。
宵祭り(R5年度は本祭りのみ行う)
30日午後5時から諸岡比古神社で神事が行われ、その間に境内では獅子舞が演じられ、宮司によって二基の神輿に御幣の神渡しが行われた後、御立ちになり境内を出発する。巡行は猿田彦を先頭に伴旗を持って者が20人が続き、子供樽神輿、御幣持ち2人、二基の神輿、宮司区長、当元そのあとを名古屋城の天守閣を型どった曳山で、曳山の中へ入った音頭取りの威勢のよい木遣り音頭に合わせて曳いて行く。
獅子舞は巡行より先に祝儀をもらった家の前で一踊りしながら回り子供樽神輿も祝儀をもらった家の前で元気よいかけ声でぐるぐる回る。
宵祭りの巡行は銕川(かながわ)町と元町を通り、本通りへ出て元町、東町、中町を巡行し宮司の安本家横にある御仮屋に至る。巡行に面した家々では屏風を立て、神饌米と銚子に御神酒をお供えし、宵祭りの神事は御仮屋で夜9時から行われ、区長、当元らがお参りする。
本祭り
30日午前10時から御仮屋で日中祭が営まれ御前事(ごぜんじ)が午後3時30分から始まり御仮屋を御立ちし巡行は中町、西町を通り、栄町の波よけ地蔵前の御休所をまで行き、神輿を据えて神事が行われる。この間に曳山が曳山の屋台の中にいる囃子方の笛と鉦の賑やかな囃子の中に方向を回転する。その後来た道を帰り曳山は中町の四柳家の前で止まり、巡行の列は神社へ急ぎ足還り境内で獅子舞の獅子殺しが演じられ御神輿を拝殿に納め神事を行い祭りを終わる。
開催日:7月30日(日)
場 所:諸岡比古神社
時 間:午後3時30分頃