南志見住吉神社では陰暦六月晦日には例大祭が執り行われてきました。
陰暦六月は古くから水無月と呼ばれていたので、この例大祭を月名より「水無月祭り」と称するようになりました。
水無月祭りは、南志見地区の5町(里町、尊利地町、忍町、小田屋町、東山町)の夏祭りで、キリコと御輿が勇壮に乱舞する夏越しの神事です。
21時頃から各町内のキリコ(全10基)と御輿(全5体)が動き出し、23時30分頃には住吉神社に集合する。その後、揃って街中を練り歩き翌0時過ぎに南志見中学校内に建立された御仮屋付近でキリコが大乱舞します。
その間に、海岸の大松明に火がつけられ、3本の御幣を奪い合うと祭りのクライマックスを迎えます。御仮屋で、10基のキリコが乱舞するのは見事です。
翌日は15時より海岸で神事を行った後、住吉神社で神事を行い、その後各町内に帰って神事を行い、最後に神社に帰り終了します。