奥能登の秘境と呼ばれる「皆月」の日吉神社で山王祭は開催されます。
豊漁を祈願する漁師町の夏祭り。五色の吹流し、青竹、堤灯に彩られた曳山がゆっくりと町を練り歩きます。
由来伝承
皆月はかつて比叡山延暦寺の荘園であった志津良庄の中心の集落であり、皆月日吉神社はその惣社で、江戸時代までは山王宮と称した。
祭神は「寄り神様」とも言われ、伝承の一説に皆月の浜に小さな箱が一つ漂着し、その中の像が急に小童に化して、喜兵衛の家に3年働いて福をもたらし、その後、庄佐の家へ行って3年働いて、池の水で身を清めて、山王権現に化したと言う。この箱が漂着した政木家の家の横に安置してある岩を「神様石」と称し、升本家の池を「神様池」と言って、山王祭りにはこの二ヶ所で神輿が休んで神事が行われる。
宵祭り
山車の巡行は、男達が白ワイシャツと白ズボンに巻脚半、白足袋に草鞋姿で、赤い三つ巴の白手拭いの鉢巻きをして神社に集まり、9時半ごろ山車が曳き出されて、境内を出発して、神社前の坂道を下り、西町を通って海岸道路へ出て午前の巡行が終わり、午後5時頃再び山車が曳き出される。
本祭り
午後2時頃から山車を曳き始め、神輿も午後3時にお仮屋を出発する。
開催日:8月10日(木)・8月11日(金)
場 所:皆月日吉神社
時 間:10日 午後4時・11日 午後2時