それでも、生きることは喜びだと信じたい―
6月20日(金) 石川先行公開
7月11日(金)東京シネスイッチ銀座他 全国順次公開
主演は石川県出身の鹿賀丈史
共演に常盤貴子、根岸季衣、小林虎之介、津田寛治
豪華俳優陣が能登への想いを胸に参加
企画・脚本・監督を務める宮本亞門は30年ぶりにメガホンをとった本作について「能登の被災者が「元旦の震災、今度はこれか。まだ頑張らなきゃいかんのか」と語り、現地の女性が「突然、やることも目標も消える…こんなに辛いことはない」と呟いた言葉に、深いやるせなさを感じました。だから私は願います。命ある限り、諦めないでほしい。1日1日を生き抜けば、きっと希望が見える。その思いで30年ぶりにメガホンを取りました。」と実際に現地での声がきっかけになっていることを語り、「この作品が、皆さんが「生きがい」を見つめ、心にそっと寄り添えますように。」と本作に込められた願いに近い思いを明かしている。
ショートフィルム『生きがい IKIGAI』と併映されるのは、映画の撮影のメイキングをきっかけに訪れた能登で、人々の声を収めるうちにドキュメンタリー作品として生まれた『能登の声 The Voice of NOTO』(監督・編集:⼿塚旬⼦)。フィクションとノンフィクションを同時に体感することで、二度の災害に苦しむ【能登の今】を知り、想いを馳せることが、【能登の未来】への一歩に繋がってほしい・・・願いから生まれたプロジェクトである。またこの作品の収益の一部は、能登復興のために寄付される。
【あらすじ】
石川県能登の山奥。
土砂災害の被災現場で、崩壊した家の下から一人の男が救出された。
見守っていた人々から声をかけられるも、元教師で「黒鬼」と近所の人に呼ばれる山本信三は鋭い眼光を残し、去っていく。
避難所になじむことができない信三は、崩壊した自宅の一角で暮らし始める。ある日、被災地ボランティアたちが信三の自宅の片づけの手伝いに訪れた。壊れていたり汚れて使えなくなったものを処分していくボランティアたちだったが、あるものを捨てようとして激怒した信三に追い出されてしまう。ボランティアが捨てようとしたのは、信三にとって、唯一の理解者であり、今は亡き妻・美智子の形見の茶碗だった。
後日、美智子のことを知ったボランティアの青年が再び信三の元を訪れる。彼もまた、大切な人を亡くしており「自分と同じだ」と、信三に心のうちを語りかける。青年の話を聞いた信三は、被災にあい倒壊した家に閉じ込められていた間のことを話し始めたー
【作品概要】
脚本・監督・企画:宮本亞門
出演:鹿賀丈史 根岸季衣 小林虎之介 津田寛治 / 常盤貴子
同時上映:ドキュメンタリー「能登の声 The Voice of NOTO」(監督・編集:⼿塚旬⼦)(上映時間:38分)
公開表記:6月20日(金)石川県先行公開/7月11日(金)シネスイッチ銀座 他順次公開
制作プロダクション:ザフール
企画協力・配給:スールキートス 配給協力:フリック
映画公式サイト:https://ikigai-movie.com
映画SNS:[X] :https://x.com/ikigai_movie
©︎ 「生きがい/能登の声」フィルムパートナーズ